上達への近道

ニューヨークの真夏の祭典、ベスト30ゴルフトーナメントが今年も8月31日から9月2日間での三日間で開催されます。

ニューヨーク近郊で日系のゴルフ大会はいくつも開催されていますが、この大会はその中でも最も競技性が高く、ゴルフの上達を目標に取り組んでいる方々には大変有意義な大会です。私も毎年参加していますが、普段には味わえない緊張感の中でプレーをすることの楽しさを味わうことが出来ます。今回はベスト30ゴルフトーナメントの紹介、そしてこうした大会に参加することの大切さなどについてお話ししてみたいと思います。

まずベスト30ゴルフトーナメントですが、そのキャッチフレーズ「時には真剣勝負もいいものです」通りハンディキャップなしのガチンコ大会です。さらに3日間、54ホールをかけて行われることも特徴です(レディースは2日間)。さらに日本ゴルフダイジェスト(GDO)と提携し GDO全国大会へのアメリカ予選大会としても認定され、その全国大会への切符をかけた大会ともなっています。こうした話を聞くと敷居が高そうな大会に聞こえますが、実際はどなたでも参加でき、ゴルフの腕に関わらず普段とは違った雰囲気の中でゴルフを楽しめるオープンな大会です。

私が お話ししたいのは、こうした大会に足を運び、参加することがとても良い経験になり、ゴルフの向上につながるということです。もちろん「楽しく仲間内だけでゴルフが出来ればそれでいい」「ハンディのもらえない大会なんてとても。。。」といった考えの方もおられると思います。しかし、誰もが上手くなりたいと思っているものですし、上達するとその楽しさが倍増するのがゴルフです。こうした大会に参加することが上達への近道につながる理由ですが以下のものがあがられます。①具体的な目標が出来る。②良い経験となる。③仲間、ネットワークが広がる。

まず①の目標が出来る、です。様々なことに関して共通して言えることですが目標を持って取り組むことは大切です。特にゴルフは具体的な目標を立てづらいものです。しかし、漠然と練習場に足を運びボールを打っても上達にはなかなかつながりません。例えばベスト30ゴルフトーナメントで30位以内に入ると行った具体的な目標を持ち、その為にはどうしたら良いかを分析し、必要な練習を行い大会に臨む。こうした練習をしていくと驚くほど上達するものです。残念ながらハンディ性を用いた大会ではこうした目標を立てて取り組むことは出来ません。

次に経験ですがゴルフの腕を上げる為に競技ゴルフの経験をすることは不可欠です。プロの大会において一打差で勝ったり負けたりする場面を観戦しますが、この「一打の重み」を経験出来るのがベスト30のような大会を通してです。そしてこの一打の重みを知ることが練習を充実させ、ゴルフの向上につながる訳です。

またこのような大会を通してゴルフ仲間が増えることは少なくありません。私もニューヨークに来た当初はゴルフをする友人も少なく、なかなかゴルフ場に行く機会がありませんでした。しかし、こうした大会を通して多くのゴルフ仲間と知り合い、毎週末のようにゴルフ場に行くようになりました。また、仲間が増えるとゴルフのネットワークも広がります。例えば、レッスンを受けてみたいけど良いレッスンプロは?クラブフィッティングをしたいけど何処へ行けばよいか?怪我をしたけど誰に見てもらえば良いか?などなどゴルフに関しての様々な情報が得られることも大きな利点では無いでしょうか。

申し込み方法、その他の情報はウェブサイトを参照してください。