靴選び、シューズ選び

最近PGAツアーでスパイクレスシューズを良く見かけるようになりました。まだ少数はですが、その数は徐々に増加しているように思えます。アマチュアの中でもその人気は高く、最近多くの方が愛用している姿を見かけます。私個人はまだ試したことは無いですが、「疲れにくい」「履き心地が良い」「シューズをわざわざ履き替えなくて良い」などの理由が主な理由ではないでしょうか?ゴルフショップを見渡してみても、昔に比べるとシューズの種類やデザインが多種になってきたように思います。

さて、今回はゴルフシューズ選びについて簡単に書いていきたいと思います。皆さんは何を基準にしてシューズを選んでいますか?多くの方が「デザイン」や「値段」といった理由で選ばれているかと思います。もちろんそれらも重要ですが、スポーツをする際の靴選びの大切な基準は足のタイプです。ランニングシューズを例に挙げて話していきましょう。

図1足のタイプ

多くのメーカーは3種類のタイプのランニングシューズを用意しているのはご存知でしょうか?「モーションコントロール」「ニュートラル」「フレキシブル」の3種類です。これは偏平足やハイアーチといった足のタイプに合うように 機能の異なるシューズを用意しているのです。例えば偏平足の足は足回りの靭帯や筋肉などが弱ってアーチが下がっています。ですから、靴はしっかりとアーチを支え、足の動きをコントロールするモーションコントロールタイプの靴が合います。逆にハイアーチの方は足の柔軟性に欠け、足の動きが低下しています。そのため靴は柔らかくより柔軟性にとんだフレキシブルタイプの靴があいます。ランニング専門店に行けば詳しい店員さんがよりあなたの足のタイプに合った靴選びを手助けしてくれるはずです。ところが、ゴルフシューズとなると、ショップに行ってもそういったことに詳しい店員さんを見たことがありません。また、ゴルフシューズメーカーも足のタイプに合わせてゴルフシューズを作っていないようです。そこで自分で 自分の足のタイプを知り、それに合うゴルフシューズを知っておくことです。

図2Nike TW 13

まず、足のタイプを知る簡単な方法は、アーチの高さを見ることです。アーチが低く立ったときに土踏まずが無い方は偏平足、逆にアーチが高く立ったときに土踏まずの面積が広い方はハイアーチ、そしてその中間が平均的な足のタイプです(図1)。次に足のタイプに合うゴルフシューズの見分け方ですが、簡単で一番良い方法としては手にとって捻ったり曲げてみたりして、どのぐらい柔らかいか確認してみることです。例えば、先日発売されたタイガーウッズが使用しているNike TW’13ですが非常に柔らかく柔軟性に飛んでいます (図2)。このタイプの靴はハイアーチで足の柔軟性に欠けている方に良く合うと思います。逆に偏平足の方には柔らかすぎてしまうと思います。偏平足の方はフットジョイのICON (旧フットジョインクラシック)(図3)のようにしっかりとしたタイプの靴のほうが良く合うと思います。

図3フットジョイICOM

靴の機能があなたの足のタイプにあっていない場合、パフォーマンスの低下、そして怪我といった弊害が現れます。例えば私自身の話ですが、私はハイアーチで足の柔軟性に欠けています。ですから私がフットジョイのICONのような靴を履くと、体にかかる負担が増し、ヒザなどが痛くなったりしてしまいます。逆に偏平足でアーチが崩れてしまうような方が柔らかすぎる靴を履くと、下半身の支えが効かずパフォーマンスに影響してしまうでしょう。

もちろん、靴のサイズや幅などが自分の足に合っているということは言うまでもありませんが、この靴の機能が自分の足のタイプにあっていることもゴルフシューズ選びでは大切になってきます。初めに話したスパイクレスシューズはクッション性がよく柔軟性に飛んでいるモデルが比較的多いので、どちらかという平均的な足、またはアーチが高い足の方に合うと思います。

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