ヘッドスピードを上げよう!

ヘッドスピードを上げる=飛距離が伸びるはゴルファーの憧れですよね。飛距離とヘッドスピードは単純な法則があり、ゴルフクラブを振れる人はそれだけ遠くへボールを飛ばせるポテンシャルがあるということになります。例えば、ヘッドスピード40m/sだと200ヤードぐらい、48m/sだと280ヤードぐらいがボールの最大飛距離です。間違ってもヘッドスピードが38m/sの人が300ヤード飛ばすことは出来ません。そして飛距離がゴルフのポテンシャルも変えると言っても過言ではないです。全長6500ヤード前後のコースをパープレーで回りたければ少なくともドライバーの飛距離が230ヤードは平均で必要です。そのぐらいの飛距離がないとハザードを超えないコースが出てきたり、2打目でグリーンに届かないコースが多くなったりとするからです。ですのでヘッドスピードというのはその人のゴルフのポテンシャルのバロメーターになる訳です。

今回はそのヘッドスピードを上げるのに効果的な練習器具を紹介したいと思います。

近年の運動学習の研究から重いもの、軽いものを交互に振るとヘッドスピードが向上することが解ってきました。この仕組みを使っていくつかのトレーニング器具が販売されています。このような練習器具を使うと効率的にヘッドスピードを上げることが出来ます。

図1:The Stack System (https://www.thestacksystem.com/)

まず紹介したいのは私が一推しの「The Stack System」(図1)です。私自身昨年末から使い始め、まだ2ヶ月ほどの使用ですが実際ヘッドスピードが上がっています。このシステムの特徴はAIによるトレーニングプログラムにあります。ドラーバーのヘッドスピードを計測し専用のアプリケーションに登録すると専用AIがあなたに合ったトレーニングプログラムを構築してくれます。そのプログラムに沿って専用の重さの可変式の棒を振るだけです。トレーニングもそこまでハードなものではなく(個人差あり)、私の場合だと3日に1回20分ぐらいのAIの指示通りのスイングを行う(図2)。

図2:トレーニング風景

振る棒も(41.5in)そこまで長いものではないので部屋の中でも十分振れるので、その辺りも使い勝手が良いと感じている点です。AIの指示があるとそれ自体がトレーナーをつけている感じでモチベーションにもなるのでその辺りも気に入っている点です(図3)。

図3:The Stackアプリケーション

二つ目はSuperSpeed Training Systemです(図4)。

図4:SuperSpeed Training System(https://superspeedgolf.com/

これは3本セットの重さの異なる棒を交互に振るというシステムです。オモリを変更する手間が無いこと、構造がシンプル、そしてThe Stack Systemに比べると多少値段が安いといった利点があります。6年前からあり重さの違う棒を振ることによってスイングスピードを上げるトレーニングの先駆けになったシステムです。

ゴルフにおいて飛距離は武器です。そしてその飛距離はヘッドスピードに比例して伸びていきます。綺麗なスイング作りも大切ですが単純にヘッドスピードを上げることもゴルフの上達への近道になります。シーズンオフを機会にこうしたスピードトレーニングをしてみるのもお勧めです。高田洋平

図1:The Stack System (https://www.thestacksystem.com/)

図2:トレーニング風景

図3:The Stackアプリケーション

図4:SuperSpeed Training System(https://superspeedgolf.com/

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