ボールがどうやって曲がっている??
こんにちは。ティーチングプロの宮崎です。今回は多くのゴルファーが誤解をしているボールの飛びに関して説明していきます。先日レッスンを受けられた方が「ボールが凄い曲がっていくんですよ!サイドスピンの量が凄く高いのではないかと思います!!」と仰っていました。よくサイドスピンについて話をする方がいると思うのですが、実はそのサイドスピンは存在しないということを皆さんはご存知でしたでしょうか?画像1
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多くの方がイメージされるのはこの画像1のようなサイドスピンなのですが、普通のショットを打つときにこのような回転がボールにかかることはありません。では実際、どのようなことが起こってボールは飛んでいる時曲がっていくのでしょう。
ゴルフボールは飛ぶとき、スピン軸があります。そしてその軸はインパクトを迎えた瞬間、フェースの向き・ヘッドの軌道・ボールとフェースの摩擦によりボールの軸ができます。このボールの軸が傾くことを『バンク』といい、このバンクによってボールが曲がるのです。バンクのイメージが湧かない人がいるかもしれないので、飛行機が飛んでいるところを思い浮かべてみましょう。飛行機は左右に曲がるとき、機体を傾けて曲がっていきます。つまり、ゴルフボールと飛行機は同じようにバンクをすることで曲がっているのです。
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左に曲がるための「バンク」
このように、ボールは曲がっていくときにバンクするということがわかりました。それではこの知識をどのように実践に活かせば良いのでしょう。まず、ボールの傾き度合いがわかるシュミレーターを利用して現状を把握することはとても大切です。ボールのバンクの度合いで曲がり幅が変わります。バンクの度合いが小さければ小さいほど曲がりが小さくなり、大きければより曲がります。
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ボールの軸が7度左に傾いているので、左に曲がっていく弾道になっている。
例えばバンクの度合いが大きいことを確認して、自分なりにそのバンクの度合いを小さくするために試行錯誤することは上達の過程でとても大切です。もしもどうしてもバンクの度合いをコントロールできなければレッスンを受けるのも良いし、クラブフィッティングによって道具を調整してバンクの度合いを調整することもできます。ゴルフの上手な人とそうでない人の違いで決定的な要素の1つは、上手な人はバンクをうまく利用し曲がり幅をコントロールできるというものがあります。バンクをコントロールできるようになって、ボールの曲がりをコントロールできるようになりましょう!
Taiki Miyazaki
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