競技ゴルフのすすめ。
今回は身体、トレーニングから視点を変え、競技大会の話です。日本では競技大会と聞くとちょっと敷居が高い感じがしますね。ゴルフ場の会員になっていればクラブチャンピオン大会などあるのでしょうが、私のような一般人には無縁な話です。アマチア競技大会の数も少ないですし、また出場基準となる公式ハンディを取得するのもゴルフコースの会員になってスコア提出をしなければなかったりと、日本では 競技ゴルフ参加は簡単ではありません。

しかし、アメリカでは意外と簡単に競技ゴルフに参加できます。まず、ハンディ取得ですがGHIN*に登録します。後は自己申告でプレー後にスコアをインターネットを通してアップデート。後は自動的にハンディを計算してくれ、公式ハンディとなります。パブリック、プライベートコース問わずどこのコースをプレーしてもスコアをアップデート出来るので非常に簡単に公式ハンディを取得出来ます。
その ハンディを元に様々な大会に参加出来ます。 開催されている大会ですが、ニューヨークは**LIGA, ***MGA, ****NYSGAと3の協会がありそれぞれ 大会を開催しています。たとえばプロなども出てくるOpen, アマチアの頂点を決めるAmateur championship, 年齢制限があるMid-amateur やSenior など様々です。出場資格はハンディで決められることがほとんどですが、ハンディ8程度から参加出来る大会があります。ハンディ8と聞いてちょっとレベルが高いと思う方もいるかもしれないですが、実際GHINでハンディを取得すると意外とハンディが低く出ます。具体的にいえば平均85ストロークぐらいでプレーしているとハンディ8ぐらいになります。
さて、こうした大会に参加することは多くのメリットがあります。例えば;
1)競技ゴルフの雰囲気を味わえる。スイングは良いのに、練習場ではプロみたい、普段プレーしている時は調子いいのに。。。と嘆く方が多くいると思います。「うまいけど、スコアがでない」という方と、一つの壁を越えある一定のレベルに到達しているプレーヤーの差一つは競技ゴルフを知っているかどうかだと考えます。具体的には書きませんが、私も普段プレーしている時と、スコア重視で競技ゴルフしている時とではプレーの仕方が違います。要するにスコアの出し方を知っているわけです。
2)練習目標が出来る。仲間内でプレーしているとどうしても「遊び」要素があります。ですから「まぁいいか」といった部分が多くなってしまうわけです。競技ゴルフでプレッシャーがかかったラウンド、またタラレバがない状況で自分がどのようなミスが起きるのかを知り、弱点を分析する。そうすると今後の練習に目標ができより効率的な練習がおこなえます。
3) 格安でプレーすることが出来る。こうした大会の参加費は高くても$150程度です。大会によりますがこうした大会を行うコースは素晴らしいコースばかりです。普段回れないプライベートコースなどをこのような費用で2−4ラウンド(決勝まで残った場合)プレー出来るのは非常にお得です。
*GHIN: USGA’s Golf Handicap and Information Network. www.ghin.com
加盟しているゴルフコースであればプロショップでその場で登録出来ます。($30前後の費用がかかります)
先日私もMGA Public Links Championshipに参加してきました。予選は通りましたが本戦で崩れてしまい残念な結果となりましたが、色々と課題点も見つかり、良い経験になりました。多くの大会に参加出来ないにしても、年に1回こうした大会に参加することでレベルアップがはかれるのではないでしょうか。もう既に参加資格のあるハンディをお持ちの方はもちろん、まだハンディを持っていない方やハンディが出場資格に届かない方もふくめ是非チャレンジしてほしいです。
**LIGA: Long Island Golf association. www.longislandgolf.org
***MGA: Metropolitan Golf Association. www.mgagolf.org
****NYSGA: New York State Golf Association. www.nysga.org
