脱水症状を防ごう!水分補給の大切さ

NYもようやく暖かくなって来ましたね。これから夏に向け気をつけないといけないことの一つは水分補給です。ゴルフは他のスポーツに比べると発汗量が少ないと思われがちですがそうではありません。夏場4〜6時間外でプレーするとその発汗量が2−3Lに達することもあります。水分補給不足からの脱水症状は様々ですが初期症状にはめまい、立ちくらみ、頭痛などがあげられます。さらに血中の水分が減少してしまうと、血液の密度が高くなり血中粘度が上昇し、意識がもうろうとしたり、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる重症を引き起こすこともあります。今回は夏場にむけ大切な「水分補給」について話していきたいと思います。

ではどのぐらいの量を飲めば良いのか?また何を飲めば良いのかについてお話しします。飲む量は汗の量にもよりますが、例えば、真夏で大量の汗を描く場合、15分毎に150〜200mlの水分を補給することを心がけましょう。皆さん運動後やお風呂(サウナ)後に体重が減ったという経験があると思います。これらのほとんどは発汗による水分の消失です。決して脂肪が燃焼して体重が減ったわけではありません。ですから失われた水分を補うことが大切です。目安としては減った体重の150%の水分を摂取することを心がけると良いでしょう。

東京クラシック

飲み物ですが、練習場などで1時間ぐらい練習をする程度の軽い運動であれば水が一番です。しかし、ゴルフラウンドのような長時間にわたる場合、電解質の補給そして糖分の補給も大切になってきます。そのため、スポーツドリンクなどが適しています。しかし市販のスポーツドリンクは糖分が高すぎる物も多いです。そのような糖分が高すぎるスポーツドリンクは、半分水で薄めるぐらいがちょうど良いかと考えています。足が痙攣するから電解質をこまめに摂取するように心がけているといった方は、ミネラル分を多く含んだ岩塩などを少し足せば一番良いのではないでしょうか?

さて、ゴルフ場でよく見かけるのがビールの摂取です。熱い日のプレー後にビール美味しいですよね!しかしながらビールに含まれるアルコールには利尿作用があります。ですので、水分補給には適さないので気をつけましょう。とわいえ、私もビールを飲むのが楽しみなので、プーレー中に十分な水分補給を行い、プレー終了後にビールを飲むといったことにしています。同様にコーヒーに含まれるカフェインにも利尿作用がありますので、夏場に朝コーヒーしか飲んでいなくプレーをするなどといったことのないようにしましょう。

毎年、熱中症、脳卒中、心臓発作などでゴルフ場から病院に運ばれる方々が後を絶ちません。水分補給の取り方などで脱水症状は事前に防ぐことも可能です。また、もし頭痛や立ちくらみなどの初期症状を感じたら無理をせず涼しい場所で休み、十分な水分補給を行うとこをお勧めします。髙田洋平

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