Augusta National Driving Range

アプローチの距離が合わない?グリーンでのタッチが合わない?

ゴルフにおいて「距離感」というのは大変重要です。近年のゴルフではGPS計測器やレーザー計測器などの普及により正確な距離を計測しながらプレーをすることができる様になりました。とはいってもやはり距離感というのも大切です。特にパッティングやグリーン周りのアプローチは感覚でプレーする方が上級者には多いと思います。

人間は様々な感覚から総合的に距離感を判断しています。その中でも視覚からの情報は最も重要であることは間違い無いでしょう。さて目から入ってくる情報からどの様に距離感を掴んでいるか簡単に説明します。左右の目から映った情報は脳によって融合され一つの映像として認識されます。人間の目は左右に少し離れた場所にあるので、各目から入ってくる像が微妙に異なり、その差によって我々は遠近感や立体感を我々は得ています。

この距離感は鍛えていくことも当然出来ます。例えば歩測と見た目の距離感との修正を繰り返すことによって徐々に距離感を研ぎ澄ませていくという感じです。

しかしながら、いつまで経っても目測で距離が掴めないという方も多おられないでしょうか?その様な方はもしかしたら視覚問題を抱えているのかもしれません。その結果目測で距離感を得るのが非常に困難であることも考えられます。例えば、Monovision(単眼視野)の方です。単眼視野とは片方の目で遠くを見て、反対の目で近くを見るといった状態です。生まれつきという方もおられますが、近年では便宜上単眼視野を選択されている方も多いです。例えばレーシック手術や白内障の手術時に意図的に単眼視野にするケースです。確かに片目で遠くが見ることができ、反対の目で近くを見ればメガネも老眼鏡もいらないので便利ですよね。またはコンタクトやメガネのレンズで単眼視野にするといった方もおられると思います。しかしながら単眼視野だと視覚から距離感を得る能力は確実に減少してしまいます。

もしあなたが単眼視野の場合、目測で距離感を得ることは難しいのです。その結果、距離感がいつまで経っても合わない原因になっている可能性があります。距離が合わずにイライラしてしまってはせっかくのゴルフがつまらなくなってしまいますよね。その場合、目測が出来なくても他の方法で距離感を養うことは可能です。例えば自分の目測による距離感に頼らずアプローチでもレーザー距離計を使いその距離に対してしっかり打てる様に練習する。パターでは歩測を毎回行い歩数に対してしっかり打てる様に練習するなどです。

ゴルフにおいてアプローチ、パターはスコアを左右する大変大切な要素です。いつまで経っても距離感が合わないと悩んでる方はもしかしたら視覚の状態から距離感が掴みづらいのかもしれません。その場合、上述した代替方法で距離を合わせていく方法が助けになるかもしれませんので試してみてください。

*距離の感覚、どのくらいの距離があるのかという感覚

ひこにゃん